投資

米国株の取引手数料の引き下げ合戦が

アラサラリーマンSEです。

米国株投資家にとって朗報です。
取引手数料の引き下げ競争をネット証券各社で繰り広げてくれています。
これまで予定調和かのように各社横並びであったアメリカ株の取引手数料ですが
ついに値下げ合戦が始まってくれました!まず口火を切ったのはマネックス証券です。
マネックス証券は7月4日に他社に先駆けて米国株の最低手数料を引き下げました。
そしてその発表からわずか1日後の7月5日に楽天証券も最低手数料も引き下げたのです。
しかもマネックス証券のよりもさらに大きく手数料を引き下げました。

楽天証券のプレスリリース資料
マネックス証券のプレスリリース資料

ネット証券大手の手数料比較

今回のマネックス証券、楽天証券の発表により、ネット証券大手の取引手数料率は
以下の通りになります。現時点では楽天証券が最安値で次点にマネックス証券が続き、
まだ対応方針を示していないSBI証券の順となります。
楽天証券のプレスリリースに同業他社の比較表がございましたので参考にさせて
いただきました。

SBI証券 楽天証券 マネックス証券
最低取引手数料 5$ 0.01$ 0.1$
取引手数料 約定金額✖0.45% 約定金額✖0.45% 約定金額✖0.45%
最高取引手数料 20$ 20$ 20$

これまで最低取引手数料が5ドルだったことを考えると大幅な引き下げですね。
それにしても楽天証券さんはマネックス証券が発表した翌日に一気に最低取引手数料1位の座をかっさらうなんて仕事が早いですね。

どんなメリットがあるのか

これまでネット証券各社で米国株の売買をすると、約定代金額×0.45%の取引手数料が
かかっておりました。そしてその下限は5ドル、上限は20ドルでしたので約定代金が
1111ドル未満の場合であっても5ドルの最低取引手数料を支払う必要があったため
少額で米国株を購入する際は手数料が割高となっておりましたがついに手数料を
気にしなくてもよくなる水準になりました。

SBIはどうするのか

私見ではありますがSBI証券も追随するのではないかと思います。
競合2社がここまで最低取引手数料を引き下げたのでSBI証券も来週には何かしらの
発表があるのかなと思います。
ただ、SBI証券は後追いなのでさらなるサプライズを期待してしまいます。ただ楽天証券に
追随する手数料を提示するだけだとつまらない会社になってしまいます。

今回のマネックス証券と楽天証券の手数料引き下げにより、インデックス投資家として
これまで投資信託でコツコツ積み立ててきた方々が米国株ETFの積み立て投資という
選択肢にも手を出しやすい環境が整ってきたのかなと思います。