米国株

実態なき米国株の上昇に挑むポートフォリオ(5月)

3月の乱高下から一転、4月は歴史的な上昇を見せてきた米国株式市場ですが、
実体経済が壊滅的な状況で誰もが良く知る企業の倒産も報道されるようになってきました。
直近では米国衣料大手のJ.クルーやフィットネスジムで有名なゴールドジムが
破産申請をしました・・・
そんな中、株価は大きく下落することなく、上昇をしている今の状態には
少し違和感を感じるところです。

また、米国が新型コロナウイルスの発生源は武漢の研究所であることを疑っていて
証拠を持っていることを発表するという一方で、中国は明確に否定していることから
米中間の貿易戦争が再燃する恐れも出てきました。

そして、セルインメイに入り今後もこのまま順調に株価は上昇していくような
環境ではないことから気を引き締めて慎重に対応していくことが大切です。

5月初旬のポートフォリオ

原油価格暴落のあおりを受けました

個別株を見ると、今回原油価格の暴落により、オイルメジャーは大きくやられました。
エクソンモービルは減配は回避できましたが増配はストップし、
ロイヤルダッチシェルは大きく減配となりました・・・
直近で両銘柄とも売る予定ではないですが今後の動静を注視していきたいと思います。

また、比率が一番大きいHDVですが、こちらも石油関連銘柄を含んでいるため
大きく下げましたが、その後の上昇局面からほぼ含み損もなくなりつつあります。
ETFへの投資することでリスク低減になることを身をもって実感しました。
まだ含み損がありますが、比率を20%以下に下げていきたいため、
買い増しは大きくせずに他保有銘柄を中心に買い増しを行っております。

ハイテク関連銘柄比率を少し上げていきます

現在の米国株式市場の上昇をけん引しているのはコロナ下でも
堅調な決算を発表しているハイテク関連銘柄です。

今後も終息がまだまだ予定が立たない中、安定して稼いでいくことができる
ハイテク関連を持たないことは逆にリスクがあると思います。

そのため、ハイテク関連銘柄が薄いポートフォリオとなっているため、
ハイテク関連の比率を徐々に上げていきたいと思っております。

そこで4月にQQQを新規購入しております。

新規購入銘柄

新規購入はQQQとIYRです。

QQQへの投資

QQQはナスダック100指数をベンチマークとするETFです。
ナスダック100指数とは米国の新興企業向け株式市場であるNASDAQに上場する企業のうち、金融銘柄を除いた時価総額が上位100位の時価総額加重平均によって算出される
株価指数のことを指しております。

◆組み入れ銘柄上位10位
①マイクロソフト
②アップル
③アマゾン
④フェイスブック
⑤⑥アルファベット
⑦インテル
⑧ネットフリックス
⑨ペプシコ
⑩エヌビディア

今をときめくハイテク銘柄ばかりですね。
米国株の強みであるハイテク銘柄へ投資する際に、個別株は少し怖いと
いう場合はこのQQQもしくはVGTへ投資することで世界を代表する
ハイテク企業へまるっと投資することができるのです。

VGTにはアマゾンが含まれていないため、アマゾンへ個別に投資は難しい場合は
QQQが選択肢の一つとなり得ます。

今回のコロナショックによる暴落において、グーグル・アマゾン・フェイスブック・
アップル・マイクロソフトのGAFAMは一時は大きく下げました。
しかし、その後の回復スピードも速く米国株の回復のけん引役となっております。
実際、QQQはS&P500やダウ平均よりも下落幅が小さかったという結果が出ております。
過去のディフェンシブ銘柄が現在に通じるわけではないことを物語っております。

今後、アフターコロナの世界で新しい生活スタイルが構築されていくといわれている中で
これらのハイテク銘柄へ投資することでその利益を享受できること、そして投資しない
ことによる機会損失の防止のため、4月にQQQへ新規投資しております。

まだまだ割合は小さいですが、徐々に比率を上げていきたいと考えております。

IYRへの投資

コロナショックでホテル業界が大打撃を受けたことで、日本のホテルREITは
大暴落をしておりますが、米国においても景気悪化により賃料が払えなくなる
リスクの上昇などからREITが大きく売られて値を下げております。

今回、J-REITについては3月の暴落時にコツコツと買い増しをしてきていましたが
アメリカの不動産市場へも投資をする機会をうかがっておりました。
ただ、SBI証券から米国REITを直接購入することができないため、
ETFでの購入となりました。

日本のホテルREITでやられたので、その反省から分散を意識して
米国REITのETFの中でも偏りがなくバランスが取れたETFへ投資を行うということ
から今回IYRを選択し新規購入しました。

まとめ

今回、株価が乱高下した3月から一転、FRBによる異次元の財政資金供給により
じゃぶじゃぶにお金が市場に供給されたことにより、実体経済は大打撃を受けている中で
株価が不自然な上昇をしております。
このような実態なき上昇がいつまでつづくのかわからない中でバブル相場へ突入していくのかそれとも2番底が来るのか分からない状態ですが、現金比率を高めながら投資機会を
うかがっていきたいと思います。
サラリーマンは毎月投資余力が回復するという強みがあるのですから。

投資は自己責任でくれぐれもお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村