アラサーサラリーマンSEです。
salesforce.com(CRM)が6月10日にBIツールを手掛けているTableau Software(DATA)の買収に158億ドルで合意したと発表されました。
158億ドルって日本円にだと約1.7兆円ですよ・・・想像がつかないです。
セールスフォースはクラウドで有名なので聞いたことがある方が多いと思いますがTablueau Softwareを聞いたことがある方はあまり多くないのではないかなと思います。
なので今回はTablueau Softwareという会社をご紹介したいと思います。
Tablueau Softwareとは
Tablueau SoftwareはTableauというBIツールを提供している企業で2003年に設立された企業です。本社はアメリカのシアトルにあり、日本法人もありなんと日本本社はあの銀座SIXにあるとのことです。銀座SIXに事務所を置くなんて立地ですねえ。
話がそれますが銀座SIXの中にはwe workというコワーキングスペースがあり色々な企業の事務所が入っています。私も入ったことがありますがとても開放感がある近代的なオフィスでとてもうらやましかったです。
話がそれましたが、TablueauというBIツールは日本企業にも徐々に導入され始めており、資生堂やヤフーといった大手企業が導入した実績があるとのことです。
そもそもBIって何?、その中でもTablueauって何って方が多いと思いますのでご説明いたします。
BIって何?BIツールって何?
BIとは「企業に蓄積された膨大なデータを集約して分析・加工を行い経営のための意思決定を手助けする」というもので、BIツールは集計・分析したデータをわかりやすくする
ために可視化・ビジュアライズするというように見える化して意思決定をさらに手助けする役割を担うための道具のことを指します。
そして数あるBIツールのうちTableau Software社が提供しているTableauというBIツールはアメリカの調査会社であるガートナー社が2019年2月に発表したMagic Quadrant for Analytics and Business Intelligence Platforms
においてTablueauは高く評価されています。
Tableauはなぜここまで支持されるのかですが、それはユーザビリティーの高さに
あります。
Tableauの特徴
Tableauが評価されるのは導入するにあたり様々なメリットが企業にあるためでありそれが支持されています。
●簡易な操作性
Tableauは基本的なデータの抽出・ビジュアル化の操作をドラッグ&ドロップで行うことができるため、システムエンジニアのような専門的なプログラミング知識を持たないイチ担当者でも直感的に扱うことができ、データ分析からビジュアル化までスピーディに行うことができます。データサイエンティストのようなスペシャリストがいなくともTableauというツールが簡単にやりたいことをやってくれるのでデータ抽出分析は各々で行い、チューニングができるようにSEを数名抱えるだけで済むので企業にとっても保守費用を抑えることができるメリットもあります。
●ビジュアル化
Tableauはデータを簡単に可視化することができ、より視覚に訴えたデータ理解をすることができます。
●様々なデータソースへの接続
企業ごとに利用しているデータベースソフトは異なるので互換性のある必要がBIツールには求められますがTableauは主要データベース・アプリケーションプラットフォームへの
接続が可能であるので互換性は問題ないのが企業としては導入しやすさがあります。
例としてアマゾンが提供しているAWS、マイクロソフトが提供しているAzureそしてグーグルが提供しているGoogle Cloud Platformへ導入することも可能です。
まとめ
企業の課題として、集積されるデータ「ビッグデータ」の活用ということがあります。
企業には日々の企業活動で数えきれないほどの情報が集まりますが多くの企業は
ただ情報を蓄積し、管理することで精いっぱいの状況なのが現状です。
データは蓄積するだけではただのデータに過ぎないためその集積されたデータを分析し、
活用することができるようになって初めてデータがカネのなる木の「ビッグデータ」と
なり、企業の営業活動に貢献していくようになります。
BIツールはそのデータをビッグデータへと変える力を持っており、その中でも優位性の
あるTableauは企業のデータ活用の一助を担う可能性を持っているため今後さらに注目されていくのではないでしょうか。
そして今回セールスフォースがTableau Softwareを買収しシナジー効果を出していくことができるのであればさらにセールスフォースの企業価値が上がり投資妙味が出てくるのではないかと思います。