S&Pの格付けでマイクロソフトに並んでAAA格付けであるアメリカ医薬品最大手のジョンソンエンドジョンソン（以下、J&J）が5月２９日のアメリカ株式市場で株価が大きく下落しました。
オピオイド中毒の増加がアメリカ国内で問題となっておりオクラホマ州の検察が同社にその責任があるということでJ&J社を相手取って起こした訴訟がこの急落に影響しているということです。J&J社といえば最近も同社が販売しているベビーパウダーに発がん性物質であるアスベストが混入していたことを隠ぺいしていたと疑惑をかけられて多くの訴訟問題を抱えているということが記憶に新しいですがまた訴訟問題ですか・・・
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オピオイド系鎮痛剤とは
そもそもオピオイド系鎮痛剤って何？というのが世間一般の方々が思う率直な感想です。
文系の素人人間にはなんのこっちゃなので調べてみると以下の通りです。
オピオイド鎮痛薬とは、神経系の司令塔の部分である脳や脊髄に作用して痛みを抑える薬の総称です。
医療用麻薬とも呼ばれ、法律で医療用に使用が許可されている麻薬です。
塩野義製薬HPより
医療用麻薬？麻薬という言葉が入っているのでとても物騒に聞こえますね。
麻薬性鎮痛薬というものを調べてみるとモルヒネが出てきました。モルヒネなら名前は聞いたことがあります。モルヒネといえば私が小さいころに見てトラウマになったプライベートライアンというハリウッド映画で戦傷者に対してモルヒネを打ちまくって痛みを和らげるというシーンが思い出されます・・・
何が問題なのか。
どうやら麻薬性の鎮痛薬というにもかかわらず従来の薬と比べて依存性が少ないというふれこみ１９９０年代に売り出されましたが多くの方に利用され、結果として乱用されたことで中毒者が急激に増えたので、中毒性の危険度を正しく伝えていなかったということで製薬会社としての責任が問われているようです。J&J以外にもオクラホマ州は訴えておりますがいずれも和解しております。
現在の株価は
現在の株価はチャートの通り、131＄後半となっております。
下げが大きいのは昨年のベビーパウダー問題の方ですね。ただこちらも時間がたつことで段々戻してきたので今回も同じような動きとなるのでしょうか。
まとめ
J&J社は依然私も120$近辺だったころに購入し保有しておりましたが昨年のベビーパウダーの問題の時にすべて売ってしまいました。製薬会社は今後も有望な投資先だとは思いますがやはりこのような訴訟問題がついて回るため個別株として持つにはやはりリスクがありますね・・・
とはいえ、AAA格付けで配当王でもあり安定して配当を出し続けるジョンソンエンドジョンソンは今後も投資先として注視していきたいと思います。
投資は自己責任でお願いします。
